データ監視システム

ゲリラ豪雨対策・国土強靭のための監視システム

 農業は水との調和が不可欠であり、先人から営々と受け継がれた努力と叡智と技術の結果と、戦後の土地改良事業等々により、全国的に高度な農業水利施設インフラが整備され、この技術が現在の日本農業を大きく支えていると考えております。



 大規模な圃場等では、電子通信技術等を利用した水利管理制御システムが導入されており、有効な水管理が行われております。しかし極めて高額な費用と高度な技術を含めた維持管理が必要です。

 特に近年の局地的集中豪雨、地震、施設の老朽化等による災害・被害が顕著になってきており、早急な対応が不可欠であるにもかかわらず対処できていないのが現状です。

 特に、中小規模以下の施設等においては、専業従事者の減少、高齢化等々から、遠隔地にある重要施設等の状況をより効率的に、遠方監視により正確に掌握する必要性が増加していると考えられます。

 しかし、従来型の大規模な遠方監視システムは、導入コストや運用コストが高額になり、費用対効果上からもニーズはあっても導入が困難でした。

 この様な背景を踏まえ、最近、急速に進歩した汎用デジタル機器を使用し、設備費、運用費を極力低く抑え、保守管理が容易な「遠隔監視システム」をISRIは完成させました。