世界最高水準の超活性炭の開発に成功
古来より、炭素は吸着剤として広く利用されていました。その特性をいかすため、 木炭、ヤシガラ活性炭などが製造され、多種用途に使用されてきました。 しかし、それらは硬質の固体からなる粒状や粉末中心で形状やあ自由度に欠け、 高度な利用には充分に対応できませんでした。
一方、近年この要望に応えるべく種々の繊維を原料に高比表面積の繊維状活性炭が 開発製造されてきましたが、高価な物となるため未だ一般的な普及には至っていません。 20年をかけて開発した当社と業務提携した会社の高機能性活性炭(ASCF)は高価な炭素繊維と異なり、 簡易な方法で作ることができ、かつ自由度に富み、いかなる成型も可能なため応用範囲が一段と拡大しました。 吸着性能に関しては、従来品の3分の1以下の使用量で同じ効果を生むため、応用装置や器材も極めて小型化されます。
高機能活性炭の主な用途
当社が一部所有する特許技術(エネルギー密度50~75wh/kgの画期的なキャパシターの開発 に成功。)を利用すれば、ソーラーシステムなどで、日中蓄えられた電力を夜間に供給できるようになります。
●空気の浄化
室内、コンピューター室、潜水艦、トイレット、タバコの排煙、防毒マスク、その他
●日用品
生理用ナプキン、オムツ、冷蔵庫、精度保持、水質の浄化、その他
●電気磁気
燃料電池、亜鉛、臭素電池、キャパシター電池、電気二重層コンデンサー、磁気シールド、その他
●ガスの精製
水素、塩素、燃焼ガス、分解ガス、工場排ガス、原子炉排ガス、その他
●溶液の精製
食品工業(甘藷糖、ビール、他)化学工業(ビタミン、各種工業品の精製)、その他
●溶質の捕集回収
医薬成分の捕集濃縮、溶剤の回収、貴金属の回収、ヨウ素の捕集、他
《当社が権利の半分を所有する高機能活性炭の米国での製造特許》